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後退
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しりごみ
ふりがな文庫
“
後退
(
しりごみ
)” の例文
捕卒の一人は
後退
(
しりごみ
)
する彭を判官の前へ引き据えた。彭はどんな目にあわされることかと思って生きた
心地
(
きもち
)
がしなかった。
荷花公主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
彼には、美奈子が返事をしないのが、処女らしい恥しさと
後退
(
しりごみ
)
のためだとより、思はれなかつた。彼は、最初から誘はなければよかつたと思ひながら、一寸気まづい思ひで、部屋を出た。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
懐
(
なつかし
)
い姿を見るにつけても、お蔦に思較べて、いよいよ
後暗
(
うしろめた
)
さに、あとねだりをなさらないなら、久しぶりですから
一銚子
(
ひとちょうし
)
、と
莞爾
(
にっこり
)
して仰せある、優しい顔が、
眩
(
まぶし
)
いように
後退
(
しりごみ
)
して、いずれまた
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼には、美奈子が返事をしないのが、処女らしい恥しさと
後退
(
しりごみ
)
のためだとより、思われなかった。彼は、最初から誘わなければよかったと思いながら、
一寸
(
ちょっと
)
気まずい思いで、部屋を出た。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
“後退”の解説
後退(こうたい、en: retrograde movement)は、現代戦術論において、現在の戦況の改善を目的とし、戦闘を中止して敵との交戦を回避しつつ前線に対して後方への機動、または敵から距離を置く戦術行動である。後退行動とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
“後”で始まる語句
後
後生
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世
後裔