“しりごみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逡巡60.0%
後退13.3%
後込10.0%
尻籠6.7%
尻込6.7%
辟易3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見合せた方がよかった、と逡巡しりごみをしたくらいですから、頭脳あたまがどうかしていはしないかと、あやぶみました。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
敦賀つるが宿やど逡巡しりごみして、逗留とうりうしたものが七あつて、つたのはまあ三ぢやつた。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼には、美奈子が返事をしないのが、処女らしい恥しさと後退しりごみのためだとより、思われなかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彼には、美奈子が返事をしないのが、処女らしい恥しさと後退しりごみのためだとより、思はれなかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
腰をずるずるずるずると、台所の板にらして、女房の居る敷居の方へ後込しりごみしながら震え声で、
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
みんなは驚いて後込しりごみしました。
赤い蝋燭 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
何だというと、僕はこれまでは、女に対すると、何となく尻籠しりごみをして、いく地なく顔が赤くなったり、ことばもつれたりしたものだ。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
先生。尻籠しりごみは御無用だ。しっかりなさい。
古島老刑事はひどく尻込しりごみをする。蜂矢探偵はにやにや笑ってみている。田山課長の顔がだんだんにがにがしさを増してきた。
四次元漂流 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その度毎たんびに苦い顔をされたが、何遍苦い顔をされても少しも尻込しりごみしないで口をくして諄々じゅんじゅんと説得するに努めたのは社中の弓削田秋江ゆげたしゅうこうであった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
虎でさへが「ドール」に会つては辟易しりごみする。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)