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後生楽
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ごしょうらく
ふりがな文庫
“
後生楽
(
ごしょうらく
)” の例文
旧字:
後生樂
「そこを通る若い衆。ちょっと寄って行きならんか。活動ば見て、梨ば食べれば
後生楽
(
ごしょうらく
)
じゃがな。夏は冬じゃないがな。日が長いがな」
南方郵信
(新字新仮名)
/
中村地平
(著)
「ぷッ、冗談いっちゃいけねえ。……六十尺もある崖に宙吊りになって、あんな
後生楽
(
ごしょうらく
)
を並べていたお前さんでも、怖いものがありますのか」
顎十郎捕物帳:01 捨公方
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▲
門外
(
はた
)
から見ると文人の生活は極めて呑気に思われる。ノホホンだの
後生楽
(
ごしょうらく
)
だの仙人だの若隠居だのという冷罵を我々は何百遍何千遍も浴びせられた。
駆逐されんとする文人
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
この
後生楽
(
ごしょうらく
)
は何たることだ、酔興でこしらえた
創
(
きず
)
だらけの
面
(
かお
)
に、大口をあいていい心持で寝こんでいる。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「この曲は五常楽じゃが、私のためには、
後生楽
(
ごしょうらく
)
じゃ、どれ今度は私が、往生の
急
(
きゅう
)
を弾こうか」
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
どこの米の虫か知らねえが、
後生楽
(
ごしょうらく
)
な
音
(
ね
)
を吹きやがって、おらたちの身になってみろい。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたしは
後生楽
(
ごしょうらく
)
の人間ですから、
床
(
とこ
)
へ這入つたが最後、夜のあけるまで一息にぐつすり寝込んで、夜なかに何があつても知らない方ですから、その晩も
好
(
いい
)
心持
(
こころもち
)
に寝てしまつたんですが
赤い杭
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ついぞ、そんなこと、思ってみたこともなければ、そばで誰が何といおうと平気なもんで、だからお前は
後生楽
(
ごしょうらく
)
だの、苦労を知らないふところ育ちだのと、小倉君や三浦君によくそういわれます。
春泥
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
ひつじかいの
後生楽
(
ごしょうらく
)
。
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
“後生”で始まる語句
後生
後生大事
後生大切
後生気
後生往生
後生観
後生安楽
後生願
後生樂
後生氣