“後丸”の読み方と例文
読み方割合
あとまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒縮緬くろちりめん羽織はおり唐繻子たうじゆすおびめ、小さい絹張きぬばり蝙蝠傘かうもりがさそばに置き、後丸あとまるののめりに本天ほんてん鼻緒はなをのすがつた駒下駄こまげたいた小粋こいき婦人ふじんが、女
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
金助はあわてて自分の穿いて来た後丸あとまるの下駄と、お梅の大事にしていたポックリを半分ずつ持って逃げ出してしまったものだから、お梅は泣かぬばかりに口惜くやしがって
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「女物はたしかに梅ちゃんのに違いないが、男のは後丸あとまるのしゃれた形なのよ」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)