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あたりめえ
ふりがな文庫
“
当前
(
あたりめえ
)” の例文
旧字:
當前
「八番坑だ。これがどん底だ。水ぐらいあるなあ
当前
(
あたりめえ
)
だ。そんなに、おっかながるにゃ当らねえ。まあ好いからこっちへ来ねえ」
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
伴「なッてえ/\、これ四
間
(
けん
)
間口の
表店
(
おもてだな
)
を張っている荒物屋の旦那だア、一人二人の色が有ったってなんでえ、男の働きで
当前
(
あたりめえ
)
だ、
若
(
わけ
)
えもんじゃあるめえし、
嫉妬
(
やきもち
)
を焼くなえ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
当前
(
あたりめえ
)
だあな。人つけ。誰が案内を
置
(
お
)
き
去
(
ざり
)
にして、先へ行く奴があるかい、何でい」
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今まで
内爛
(
ねえら
)
一つ起して
嚔
(
くさめ
)
一つした事のねえ馬だ、それに十六貫目の四斗俵を二俵附けるなら
当前
(
あたりめえ
)
だが、ハア三俵となると
汝
(
われ
)
え疲れべいと思って、山坂を越える時は
己
(
おら
)
が一俵担いでやるようにするから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“当”で始まる語句
当
当然
当惑
当時
当座
当家
当身
当麻
当嵌
当初