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当世
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とうせい
ふりがな文庫
“
当世
(
とうせい
)” の例文
旧字:
當世
当世
(
とうせい
)
流行の探偵方面に早変りをしたというわけでもございませんから、どうぞお含み置きを願いたいと存じます。
火薬庫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
なんでも、
当世
(
とうせい
)
のことよりか、
昔
(
むかし
)
のことが
好
(
す
)
きで、
古
(
ふる
)
い
本
(
ほん
)
に
書
(
か
)
いてあることを
信
(
しん
)
ずるというふうでした。そして、いつも、
縁
(
ふち
)
の
太
(
ふと
)
い
大
(
おお
)
きな
眼鏡
(
めがね
)
をかけていました。
幸福の鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
(現に須永は母の御供をしてこういう
旧弊
(
きゅうへい
)
な
真似
(
まね
)
を当り前のごとくやっている。)それから
鉄無地
(
てつむじ
)
の羽織でも着ながら、歌舞伎を
当世
(
とうせい
)
に
崩
(
くず
)
して往来へ流した
匂
(
におい
)
のする町内を
恍惚
(
こうこつ
)
と歩きたかった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぜひのない
当世
(
とうせい
)
女気質
(
おんなかたぎ
)
で、まだまだしおらしい方なのかも知れません。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“当世”で始まる語句
当世人
当世向
当世男
当世粧
当世貌
当世両面鏡
当世書生気質