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延胤
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のぶたね
ふりがな文庫
“
延胤
(
のぶたね
)” の例文
鉄胤
(
かねたね
)
はじめその
子息
(
むすこ
)
さんの
延胤
(
のぶたね
)
とも交わりを結ぶ
端緒
(
いとぐち
)
を得たというだけにも満足して、十一屋の二階でいろいろと荷物を片づけにかかった。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
師の周囲には平田
延胤
(
のぶたね
)
、
師岡正胤
(
もろおかまさたね
)
、
権田直助
(
ごんだなおすけ
)
、丸山
作楽
(
さらく
)
、矢野
玄道
(
げんどう
)
、それから半蔵にはことに親しみの深い
暮田正香
(
くれたまさか
)
らの人たちが集まって、直接に間接に復古のために働いた。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その考えに半蔵はやや心を安んじて、翌日はとりあえず、京都以来の平田
鉄胤
(
かねたね
)
老先生をその
隠棲
(
いんせい
)
に
訪
(
たず
)
ねた。彼が
亡
(
な
)
き
延胤
(
のぶたね
)
若先生の
弔
(
くや
)
みを言い入れると、師もひどく力を落としていた。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
彼が江戸に出て、初めて平田
鉄胤
(
かねたね
)
を知り、その
子息
(
むすこ
)
さんの
延胤
(
のぶたね
)
をも知ったころだ。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
これは全く自然の
暇乞
(
いとまご
)
いで、その年、明治六年には師ももはや七十二歳の老齢を迎えられたからである。この心ぼそさに加えて、前年の正月には彼は平田
延胤
(
のぶたね
)
若先生の死をも見送った。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
平田
鉄胤
(
かねたね
)
老先生、その
子息
(
むすこ
)
さんの
延胤
(
のぶたね
)
、いずれも無事で彼をよろこび迎えてくれたばかりでなく、宿へ
戻
(
もど
)
って気の置けないものばかりになると、先師
篤胤
(
あつたね
)
没後以来の話に花の咲いた時。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
延
常用漢字
小6
部首:⼵
8画
胤
漢検準1級
部首:⾁
9画
“延”で始まる語句
延
延喜
延々
延喜式
延暦寺
延引
延元
延宝
延享
延棒