“のぶたね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
延胤80.0%
信胤20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その考えに半蔵はやや心を安んじて、翌日はとりあえず、京都以来の平田鉄胤かねたね老先生をその隠棲いんせいたずねた。彼が延胤のぶたね若先生のくやみを言い入れると、師もひどく力を落としていた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼が江戸に出て、初めて平田鉄胤かねたねを知り、その子息むすこさんの延胤のぶたねをも知ったころだ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その師秋は、菊亭殿の息女に目をつけて、言いよっていたが、備前佐々木党の信胤のぶたねもまた、同じ美果を狙っていた。で、菊亭殿ではそれを理由にうまく断わった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)