信胤のぶたね)” の例文
その師秋は、菊亭殿の息女に目をつけて、言いよっていたが、備前佐々木党の信胤のぶたねもまた、同じ美果を狙っていた。で、菊亭殿ではそれを理由にうまく断わった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)