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座興
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ざきょう
ふりがな文庫
“
座興
(
ざきょう
)” の例文
「
売僧
(
まいす
)
、ちん
鴨
(
かも
)
の
座興
(
ざきょう
)
にしては
折檻
(
せっかん
)
が過ぎようぞ、眉間傷が夜鳴き致して
見参
(
けんざん
)
じゃ。大慈大悲の
衣
(
ころも
)
とやらをかき合せて出迎えせい」
旗本退屈男:06 第六話 身延に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
武骨な
座興
(
ざきょう
)
——として、笑い声をあとに、天奏衆は、もう、かなり先へ進んで行っていた。出雲守をはじめ、あっけにとられた人々の顔が、まわりにあった。
元禄十三年
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
赤穂城に近い
千種
(
ちぐさ
)
川で川狩が催された時である。舟中の宴の
座興
(
ざきょう
)
に、
内匠守長矩
(
たくみのかみながのり
)
がふと云い出した。
濞かみ浪人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ママも年とったらアイノコの孫を抱くのだね、楽しみだね」と、
極々
(
ごくごく
)
座興
(
ざきょう
)
的ではあったけれど或時かの女がそれを息子の前で言ってどやされたことをかの女は思い出した。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
まさか小机源八郎、それ程呑めもしないのだが、
座興
(
ざきょう
)
を混ぜて吹飛ばしたのだ。
怪異暗闇祭
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
「なあに、時には
座興
(
ざきょう
)
も
寛
(
くつろ
)
ぎになってよろしいです」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“座興”の意味
《名詞》
主に宴会の席などでその場を楽しませる遊芸。
その場限りの戯れ。
(出典:Wiktionary)
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
“座”で始まる語句
座
座蒲団
座敷
座頭
座主
座布団
座右
座敷牢
座蒲團
座席