度事たきこと)” の例文
蒙るいはれなしと一向に受をさめねば忠八は止事を得ず其意に隨ひ彼の印籠を請取うけとつかたちを改め是に就て尋ね申度事たきことあり右夫婦の者は此家を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なすにぞ彦三郎差つけながら内々にて御尋おたづね度事たきことつて參上さんじやう仕つりしなり助十樣の御名はうけたまはり候へども貴君あなたの御名は未だうけたまはり申さず何と申され候やと問ば私は助十が棒組ぼうぐみ權三と申者御用も御座らば仰聞おほせきけられよと申に若年ながら彦三郎は發明故見れば見苦敷みぐるしく如何いかにも貧窮ひんきうの樣子なれば金子きんす一分を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)