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床石
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ゆかいし
ふりがな文庫
“
床石
(
ゆかいし
)” の例文
短い杖が、鼠を
逐
(
お
)
うように、
小刻
(
こきざ
)
みに
床石
(
ゆかいし
)
の上を走る。そして、一つの、
椅子
(
いす
)
にぶつかる。盲人は腰をおろす。かじかんだ手を
暖炉
(
だんろ
)
のほうに伸ばす。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
彼は家にいて、両手で足をかかえ
床
(
ゆか
)
にすわっている。
靴拭蓆
(
くつふきむしろ
)
を舟ときめ
床石
(
ゆかいし
)
を川ときめたところである。蓆から出ると
溺
(
おぼ
)
れてしまうと考えてるらしい。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
窓口
(
まどぐち
)
は
荒
(
あ
)
れはて、
床石
(
ゆかいし
)
はこわれて、草がぼうぼうと
生
(
は
)
え、
壁
(
かべ
)
にはツタが一めんにからみついていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
そして、それだけのものが
床石
(
ゆかいし
)
の上にじかに置かれていた。その寝床の中に、コゼットが眠っていた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
靴拭蓆
(
くつふきむしろ
)
の舟、奇怪な獣のいる
床石
(
ゆかいし
)
の
洞窟
(
どうくつ
)
、そんなものさえもうなくてすむ。自分の身体だけでたくさんだ。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
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またある日には、それらの人々は各自順番に、十二時間引き続いて、
床石
(
ゆかいし
)
の上にひざまずき、あるいは顔を床につけ腕を十字に組んで平伏しなければならなかった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
小さな素足で無器用に
床石
(
ゆかいし
)
をたどりながら、階段を降りて見に行きたくなる。しかし扉は
閉
(
し
)
まっている。それを開くために
椅子
(
いす
)
の上にのる。とたんに何もかも引っくり返る。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
床
常用漢字
中学
部首:⼴
7画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“床”で始まる語句
床
床几
床屋
床板
床下
床柱
床脇
床上
床几場
床店