“床石”の読み方と例文
読み方割合
ゆかいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
短い杖が、鼠をうように、小刻こきざみに床石ゆかいしの上を走る。そして、一つの、椅子いすにぶつかる。盲人は腰をおろす。かじかんだ手を暖炉だんろのほうに伸ばす。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
彼は家にいて、両手で足をかかえゆかにすわっている。靴拭蓆くつふきむしろを舟ときめ床石ゆかいしを川ときめたところである。蓆から出るとおぼれてしまうと考えてるらしい。
窓口まどぐちれはて、床石ゆかいしはこわれて、草がぼうぼうとえ、かべにはツタが一めんにからみついていました。