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庇陰
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かげ
ふりがな文庫
“
庇陰
(
かげ
)” の例文
始めて知つた親の
庇陰
(
かげ
)
、雨露にも打たれぬ内、親類へも行かうかと、いくたび思はぬではなけれど。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
へえゝ……
成程
(
なるほど
)
……
是
(
これ
)
は……あゝ(
両手
(
りやうて
)
を
合
(
あは
)
せ
拝
(
をが
)
み)
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じます、
南無薬師瑠璃光如来
(
なむやくしるりくわうによらい
)
、お
庇陰
(
かげ
)
を
以
(
も
)
ちまして
両眼
(
りやうがん
)
とも
明
(
あきら
)
かになりまして、誠に
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じます……
成程
(
なるほど
)
ウ
是
(
これ
)
は手でございますか。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お気遣ひは何よりお毒、当分お任せなされませ。深井様には、いろいろと、御恩に預かる私夫婦。役に立たずの老人が、未だに御用勤まりまするも、やはりお
庇陰
(
かげ
)
と申すもの。何御遠慮に及びましよ。
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
庇
漢検準1級
部首:⼴
7画
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“庇”で始まる語句
庇
庇護
庇髪
庇合
庇様
庇間
庇護者
庇下
庇蔭
庇廂