“幾基”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくつ50.0%
いくだい25.0%
いくもと25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今年銅像を建てたと云ふ大山島、東郷島がある。昔此邊の領主であつたと云ふ武家の古い墓が幾基いくつも立つて居る島もあつた。夏は好い遊び場であらう。今は寂しいことである。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
づおまをすが、唯今たゞいまさかの、われらが片寄かたよつて路傍みちばたちました……崖下がけしたに、づら/\となぞへにならびました瓦斯燈がすとうは、幾基いくだいところあかりいて、幾基いくだいところえてります。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
幾基いくもとの墓の日向ひなた
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)