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幽静
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しずか
ふりがな文庫
“
幽静
(
しずか
)” の例文
旧字:
幽靜
涼しき真夜中の
幽静
(
しずか
)
なるを喜びつつ、福井の金主が待てる旅宿に
赴
(
おもむ
)
かんとて、そこまで来たりけるに、ばらばらと小蔭より
躍
(
おど
)
り出ずる
人数
(
にんず
)
あり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
畠を作ったり、鶏を飼ったりした八年間の田園生活、
奈何
(
どんな
)
にそれが原の身にとって、
閑散
(
のんき
)
で、
幽静
(
しずか
)
で、楽しかったろう。
並木
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
土塀
(
どべい
)
に近く咲いた紫と、
林檎
(
りんご
)
の根のところに
蹲踞
(
うずくま
)
ったような白とが、互に映り合て、何となくこの屋根の下を
幽静
(
しずか
)
な
棲居
(
すまい
)
らしく見せた。土塀の外にもカチャカチャ
鍋
(
なべ
)
を洗う音などがした。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
幽
常用漢字
中学
部首:⼳
9画
静
常用漢字
小4
部首:⾭
14画
“幽”で始まる語句
幽
幽邃
幽霊
幽閉
幽冥
幽界
幽靈
幽寂
幽婉
幽谷