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幸甚
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かうじん
ふりがな文庫
“
幸甚
(
かうじん
)” の例文
但
(
ただし
)
この遺精の語義、果して当代に用ふる所のものと同じきや否やを
詳
(
つまびらか
)
にせず。識者の
示教
(
しけう
)
を得ば
幸甚
(
かうじん
)
なり。(四月十六日)
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
露西亜
(
ロシア
)
の作家にオシツプ・デイモフと云ふものあり。チエホフが短篇「
蝗
(
いなご
)
」の主人公と同名なりしと覚ゆ。デイモフはその名を借りて雅号となせるにや。博覧の士の
示教
(
しけう
)
を得れば
幸甚
(
かうじん
)
なり。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
所謂
(
いはゆる
)
竹町物
(
たけちやうもの
)
を商ふ
骨董屋
(
こつとうや
)
が広告に利用しなければ
幸甚
(
かうじん
)
である。
鑑定
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
若し他日わが家の古玩の目録となるを得ば、
幸甚
(
かうじん
)
なるべし。
わが家の古玩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
聊
(
いささ
)
か
所思
(
しよし
)
を
記
(
き
)
して拙答に代ふ。
高免
(
かうめん
)
を
蒙
(
かうむ
)
らば
幸甚
(
かうじん
)
なり。
娼婦美と冒険
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“幸甚”の意味
《名詞》
幸甚(こうじん)
非常に幸運であること。
相手の行為に対して、強い感謝の念を抱いていること。
(出典:Wiktionary)
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
甚
常用漢字
中学
部首:⽢
9画
“幸”で始まる語句
幸
幸福
幸先
幸運
幸手
幸福者
幸子
幸若
幸吉
幸村