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帰来
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かへりき
ふりがな文庫
“
帰来
(
かへりき
)” の例文
旧字:
歸來
やがて
帰来
(
かへりき
)
にける貫一は二人の在らざるを怪みて
主
(
あるじ
)
に
訊
(
たづ
)
ねぬ。彼は
徐
(
しづか
)
に長き髯を
撫
(
な
)
でて片笑みつつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
この日貫一は授業
始
(
はじめ
)
の式のみにて早く
帰来
(
かへりき
)
にけるが、
下
(
した
)
座敷には
誰
(
たれ
)
も見えで、
火燵
(
こたつ
)
の間に宮の
咳
(
しはぶ
)
く声して、後は静に、我が帰りしを知らざるよと思ひければ、忍足に
窺寄
(
うかがひよ
)
りぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
程無く内儀は環を
捜得
(
さがしえ
)
て
帰来
(
かへりき
)
にけるが、
誰
(
た
)
が
悪戯
(
いたづら
)
とも知らで
耳掻
(
みみかき
)
の如く
引展
(
ひきのば
)
されたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
帰
常用漢字
小2
部首:⼱
10画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“帰”で始まる語句
帰
帰途
帰依
帰宅
帰路
帰趨
帰洛
帰京
帰還
帰省