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布告
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ふれ
ふりがな文庫
“
布告
(
ふれ
)” の例文
それで、お姫さまの命をすくってくれるものがあったら、おひめさまのおむこさんにして、王さまの
後継
(
あとつぎ
)
にする、というお
布告
(
ふれ
)
をだしたものです。
死神の名づけ親(第一話)
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
近処へ
布告
(
ふれ
)
む下心、家並に声をかけ行くも、かかるところの習ひかと、人力車の上なる人の身は、土用の天にも粟立ちし、身の寒さをも覚えしなるべし。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
勿論それは公式のものではないが、当局の達示によって自警団員が夜間婦人の外出を禁ずる旨を
布告
(
ふれ
)
てまわった。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
晩
(
おそ
)
かれ早かれここら辺りを徘徊するに相違ないから、怪しい者の目付かり次第届け出るようにと
布告
(
ふれ
)
の廻ったはつい今日の昼のこと、したがってこの辺一円は同心目明しの巣のようなものだ。
三甚内
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それはそうと、この衞の国では、何かというとお上からお
布告
(
ふれ
)
が出て、そのたんびに、
木鐸
(
ぼくたく
)
という変な鈴をがらがら鳴らしてあるきますが、まさか魯の国ではそんな馬鹿馬鹿しい真似はなさるまいな。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
という、お
布告
(
ふれ
)
を出しました。
シンデレラ
(新字新仮名)
/
水谷まさる
(著)
昔、江戸市中のお
布告
(
ふれ
)
だの
掟書
(
おきてがき
)
なぞいうものは、みんな人民にわかり易い文句ばかりで書いてあった。
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
年はみんな十七か八ぐれえの水の
出花
(
でばな
)
ってえ奴でしたが、最初っからの固いお
布告
(
ふれ
)
で、そんな女たちに指一本でも指したら最後の
助
(
すけ
)
、お給金が貰えねえばかりでなく
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
もしその濃紅姫とやらを后に
為
(
し
)
たいと思うならば、
最前
(
さっき
)
国中に
布告
(
ふれ
)
さした通りに、今日から一週間の
後
(
のち
)
に、国々の女と一所に宮中へ差し出せ。もし気に入ったら后にしてやる。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
今までこの湖のふちをぐるりと
布告
(
ふれ
)
てまわったが、まだ二人のような勇ましい
青年
(
わかもの
)
と
少女
(
むすめ
)
は一人も居なかったと
賞
(
ほ
)
め
千切
(
ちぎ
)
りましたが、とにかくそれでは今から直ぐに支度をして
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
国中の人間はこのお
布告
(
ふれ
)
を見ると大騒ぎをして、お祝いの支度を始めました。
犬の王様
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
それからも一ツは国中に
布告
(
ふれ
)
を出して
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
“布告”の意味
《名詞》
布 告(ふこく)
広く一般に知らせること。
国家の決定意志を公式に知らせること。
明治19年以前に発布された法律や政令。
(出典:Wiktionary)
“布告”の解説
布告(ふこく)とは、明治時代初期に用いられた法律の形式。
(出典:Wikipedia)
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
告
常用漢字
小5
部首:⼝
7画
“布告”で始まる語句
布告文