“市邑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゆう66.7%
しいう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくのごとく武士は高等武士をうて集まり、輜重部は武士を趁うて集まり、諸々もろもろの貨物は輜重部を趁うて集まり、ここにおいてか一城下には必ず一の市邑しゆうを生じ
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
すたりし市邑しゆうはふたたび起りました。新たに町村は設けられました。地価は非常に騰貴とうきしました、あるところにおいては四十年前の百五十倍に達しました。道路と鉄道とは縦横たてよこに築かれました。
昨日きのふ仰ぎし惠那岳えなだけは右に、美濃みの一國の山々は波濤の打寄するが如く蜿蜒ゑんえんつらなわたりて、低き處には高原をひらき、くぼき處には溪流をはしらせ、村舍の炊烟すゐえん市邑しいう白堊はくあ、その眺望の廣濶くわうくわつなる
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)