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己等
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おのれら
ふりがな文庫
“
己等
(
おのれら
)” の例文
先頃越後國
猿島
(
さるしま
)
河原より
跡
(
あと
)
を
闇
(
くら
)
ましたる昌次郎夫婦の者は
親
(
おや
)
憑司と
計
(
はか
)
りて
殺
(
ころ
)
せし男女の
死體
(
したい
)
へ
己等
(
おのれら
)
が
着物
(
きもの
)
を
着
(
きせ
)
夫
(
それ
)
より信州の
山路
(
やまぢ
)
にかゝり
忍
(
しの
)
び/\に江戸へ來りて
奉公口
(
ほうこうぐち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
他人に対してかゝる不敬の称号を呈するに
先
(
さきだ
)
つて、
己等
(
おのれら
)
亦
曾
(
かつ
)
て狂気せる事あるを自認せざる
可
(
べ
)
からず、又
何時
(
いつ
)
にても狂気し得る資格を有する動物なる事を承知せざるべからず
人生
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そして、
己等
(
おのれら
)
の用いられようとするのは己がために非ずして天下のため、道のためなのだと本気で——全く
呆
(
あき
)
れたことに本気でそう考えている。乏しくとも常に明るく、苦しくとも望を捨てない。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
讀上たり因て大岡殿主税之助に向はれ
只今
(
たゞいま
)
承まはる通り伴佐十郎建部郷右衞門の兩人より申立たり
此儀
(
このぎ
)
如何
(
いかゞ
)
やと
尋
(
たづ
)
ねられければ主税之助首を上其の義は
渠等
(
かれら
)
兩人盜賊に相違御座無く候處
己等
(
おのれら
)
の
罪
(
つみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
己
常用漢字
小6
部首:⼰
3画
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“己等”で始まる語句
己等能麻知