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崖縁
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がけぶち
ふりがな文庫
“
崖縁
(
がけぶち
)” の例文
彼は、
蛇籠
(
じゃかご
)
の
崖縁
(
がけぶち
)
から
川洲
(
かわす
)
へ飛び降りて、瀬の狭くなる流れ口に足を踏み込み、いきなり、そこへ見えた黒いものをつかみました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こんな時も神頼み、で、
私
(
わっし
)
は
崖縁
(
がけぶち
)
をひょいと横へ切れて、のしこと地蔵様の
背後
(
うしろ
)
に
蹲
(
しゃが
)
み込んで
覗
(
のぞ
)
いたんで。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この家のそばに静かな光をたたえている黒い無気味な沼のけわしい
崖縁
(
がけぶち
)
に馬を近づけ、灰色の菅草や、うす気味のわるい樹の幹や、うつろな眼のような窓などの
アッシャー家の崩壊
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
崖縁
(
がけぶち
)
の台つきの
遠目金
(
とおめがね
)
の六尺ばかりなのに妹が
立掛
(
たちかか
)
った処は、誰も言うた事ですが、
広重
(
ひろしげ
)
の絵をそのままの風情でしたが——婆の言う事で、変な気になりました。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
空を仰いでいた老人は、すぐにうしろの
崖縁
(
がけぶち
)
をのぞいて
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
崖
常用漢字
中学
部首:⼭
11画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“崖”で始まる語句
崖
崖下
崖上
崖道
崖端
崖際
崖地
崖土
崖崩
崖路