“川洲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわす75.0%
かはす25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、蛇籠じゃかご崖縁がけぶちから川洲かわすへ飛び降りて、瀬の狭くなる流れ口に足を踏み込み、いきなり、そこへ見えた黒いものをつかみました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十二月二十日は前夜来大分に雪が降りましたので朝未明まだきに雪を踏み分けながら川に沿うて東南にのぼって参りますとブラマプトラ川の川洲かわす——砂原のあちこちに夜来の雪が残って居ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
限界は遠く藻巖もいは、圓山、天狗、手稻ていねの諸山まで開らけ、豐平川は、その南から東北に向つて、幾多の川洲かはすを現じてゐる。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)