“かわす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川洲60.0%
河洲40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、彼の白い影が、逃ぐるが如く、川洲かわすから崖へ駆け上がった時、それと反対な川下へ、黒い水巴みずどもえが渦巻いて行きました……
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今朝も、まだ川洲かわすの砂に千鳥の足痕あしあとさえない夜明け方に、率八の舟は、かすみの中からゆうべの岸へ戻って来て
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その下流の右岸には秀麗な角錘形かくすいけいの山(それは夕暮ゆうぐれ富士だとあとで聞いたが)山の頂辺てっぺんに細いたての裂目のある小松色の山が、白い河洲かわすゆる彎曲線わんきょくせんほどよい近景をして
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
彼はふと、乾き上がっている河洲かわすの砂上を見まわして
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)