“崖縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がけぶち83.3%
がけべり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、蛇籠じゃかご崖縁がけぶちから川洲かわすへ飛び降りて、瀬の狭くなる流れ口に足を踏み込み、いきなり、そこへ見えた黒いものをつかみました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こんな時も神頼み、で、わっし崖縁がけぶちをひょいと横へ切れて、のしこと地蔵様の背後うしろしゃがみ込んでのぞいたんで。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と是から二人ともになだれの崖縁がけべりりにかゝると、手拭ですっぽり顔を包み、紺の看板に真鍮巻しんちゅうまきの木刀を差した仲間体ちゅうげんていの男が、手に何か持って立ってる様子
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
男はころ/\/\とーんと幡随院の崖縁がけべりへ転がり落ちました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)