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やまかせ
ふりがな文庫
“
山稼
(
やまかせ
)” の例文
まさしくこの地方に見る、あたりまえの
山稼
(
やまかせ
)
ぎの二人の農夫で、仕事着を着て、籠を背負ったなり。
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
とすた/\
小走
(
こばし
)
りに
駆
(
か
)
けて
来
(
き
)
て、
背後
(
うしろ
)
から
袂
(
たもと
)
を
引留
(
ひきと
)
めた、
山稼
(
やまかせ
)
ぎの
若
(
わか
)
い
男
(
をとこ
)
があつた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
厭
(
いと
)
はず朝はしらむを待て起き
霧
(
きり
)
に
簑
(
みの
)
着
(
き
)
て
山稼
(
やまかせ
)
ぎ人は
戻
(
もど
)
れど
黄昏
(
たそがれ
)
過
(
すぎ
)
月の
無
(
なき
)
夜
(
よ
)
は
星影
(
ほしかげ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
昼は
山稼
(
やまかせ
)
ぎ畑稼ぎをして、夜になっては大概早く戸を締めて人とも交際しません。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
この青年は
山稼
(
やまかせ
)
ぎをすべき青年ではないし、山稼ぎをして来たとも思われない。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
稼
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
“山稼”で始まる語句
山稼人