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山稜
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リッジ
ふりがな文庫
“
山稜
(
リッジ
)” の例文
しかし氷河を欠いた日本アルプスには、それほど雪の働きを示さないから、岩石は鋭い
山稜
(
リッジ
)
や、尖った
峰
(
ピーク
)
となって、粗硬な形態を示している。
高山の雪
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
グロース・シュレックホルン(四〇八〇
米突
(
メートル
)
——一三三八六
呎
(
フィート
)
)、下部及び上部グリンデルワルトの氷河を境する
山稜
(
リッジ
)
の最高点。アルプス諸山の山頂のうち、最、壮大なる、最も危嶮なる山容を有す。
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
我らは吹き込む風の中心になったようで、その冷たさと、痛さとに
慄
(
ふる
)
えながらも、
山稜
(
リッジ
)
を伝わって行く。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
鋭い
鑿
(
のみ
)
で
穿
(
く
)
りぬいたように、大曲りに
蜿
(
う
)
ねった
山稜
(
リッジ
)
を、連鎖にして、その果に突立っている、仰ぐと、西の天は雲が三万尺も高く、
堆
(
うずたか
)
くなって、その隙間には湖水のように澄徹した碧空が
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
それでも殆んど草原を埋めるばかりに群って、
白山一華
(
はくさんいちげ
)
や、チングルマなどと交って、岩穴や
山稜
(
リッジ
)
の破れ目に、咲いている、
皺
(
しわ
)
のあるところに白い花がある、
襞
(
ひだ
)
の折れたところに白い花がある
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
“山稜”の意味
《名詞》
山稜(さんりょう)
尾根。
(出典:Wiktionary)
“山稜(
尾根
)”の解説
尾根(おね)は、谷と谷に挟まれた山地の一番高い部分の連なりのことである。山稜(さんりょう)、稜線(りょうせん)とも言う。地図上では等高線の突出として示される。
(出典:Wikipedia)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
稜
漢検準1級
部首:⽲
13画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車