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居食
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いぐい
ふりがな文庫
“
居食
(
いぐい
)” の例文
「
居食
(
いぐい
)
をしていても詰らないから、確かな人があったら貸したいからどうか世話をしてくれって、今日頼まれて来たんです」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今の築地二丁目の
出方
(
でかた
)
の二階へ引っ越して来た時には、女から
貰
(
もら
)
った
手切
(
てぎれ
)
の三千円はとうに
米屋町
(
こめやまち
)
で
大半
(
あらかた
)
なくしてしまい、
残
(
のこり
)
の金は一年近くの
居食
(
いぐい
)
にもう数えるほどしかなかった。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
謂
(
い
)
うまでもなく四人の口を過ごしかねるようになったので、大根畠に借家して半歳ばかり
居食
(
いぐい
)
をしたが、見す見す体に
鉋
(
かんな
)
を懸けて削り
失
(
な
)
くすようなものであるから、近所では人目がある
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
“居”で始まる語句
居
居候
居睡
居所
居士
居間
居室
居眠
居合
居堪