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小禽
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しょうきん
ふりがな文庫
“
小禽
(
しょうきん
)” の例文
また
鈍根
(
どんこん
)
の子弟を
恥
(
は
)
じしめて、
小禽
(
しょうきん
)
といえども芸道の秘事を解するにあらずや汝人間に生れながら鳥類にも
劣
(
おと
)
れりと
叱咜
(
しった
)
することしばしばなりき
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
汝等
(
なんじら
)
審
(
つまびらか
)
に諸の
悪業
(
あくごう
)
を作る。
或
(
あるい
)
は
夜陰
(
やいん
)
を以て
小禽
(
しょうきん
)
の家に至る。時に小禽
既
(
すで
)
に終日日光に浴し、
歌唄
(
かばい
)
跳躍
(
ちょうやく
)
して
疲労
(
ひろう
)
をなし、
唯唯
(
ただただ
)
甘美
(
かんび
)
の
睡眠
(
すいみん
)
中にあり。汝等飛躍してこれを
握
(
つか
)
む。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
雀を見よ。何ひとつ武器を持たぬ繊弱の
小禽
(
しょうきん
)
ながら、自由を確保し、人間界とはまったく別個の小社会を営み、同類相親しみ、
欣然
(
きんぜん
)
日々の貧しい生活を歌い楽しんでいるではないか。
畜犬談:―伊馬鵜平君に与える―
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
面積は三
町歩
(
ちょうぶ
)
あまり、
梢
(
こずえ
)
にいる
小禽
(
しょうきん
)
が高くて撃てぬと狩猟家である上野さんの説明通り樟はいずれも高くのびており殆ど純林をなしていて、木漏日が
僅
(
わずか
)
にさし、
堆
(
うずた
)
かいほど落葉が積んでおり
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
汝等
(
なんじら
)
審
(
つまびらか
)
に諸の悪業を作る。
或
(
あるい
)
は
夜陰
(
やいん
)
を以て
小禽
(
しょうきん
)
の家に至る。時に小禽
既
(
すで
)
に終日日光に浴し、
歌唄
(
かばい
)
跳躍
(
ちょうやく
)
して疲労をなし、
唯唯
(
ただただ
)
甘美
(
かんび
)
の
睡眠
(
すいみん
)
中にあり、汝等飛躍してこれを
握
(
つか
)
む。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
汝等
審
(
つまびらか
)
に諸の
悪業
(
あくごう
)
を作る。
或
(
あるい
)
は
夜陰
(
やいん
)
を以て
小禽
(
しょうきん
)
の家に至る。時に小禽
既
(
すで
)
に終日日光に浴し、
歌唄
(
かばい
)
跳躍
(
ちょうやく
)
して疲労をなし、
唯唯
(
ただただ
)
甘美
(
かんび
)
の
睡眠
(
すいみん
)
中にあり、汝等飛躍してこれを
握
(
つか
)
む。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“小禽”の意味
《名詞》
小 禽 (しょうきん)
小さい鳥。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
禽
漢検準1級
部首:⽱
13画
“小禽”で始まる語句
小禽暖室