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尊意
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そんい
薨去の年の夏、或る月の明かな夜、
五更が過ぎて天がまだ全く明けきらない頃、
延暦寺第十三世の
座主法性房尊意が四明が嶽の頂に於いて
三密の観想を
凝らしている時であった。
○法性坊
尊意叡山に在し時 菅神の
幽灵来り我
冤謫の
夙懟を
償とす、願くは師の道力をもつて
拒ことなかれ。尊意曰、
卒土は皆王民なり、我もし
皇の
詔をうけ玉はらば
避るに所なし。
○法性坊
尊意叡山に在し時 菅神の
幽灵来り我
冤謫の
夙懟を
償とす、願くは師の道力をもつて
拒ことなかれ。尊意曰、
卒土は皆王民なり、我もし
皇の
詔をうけ玉はらば
避るに所なし。
“尊意”の解説
尊意(そんい)は、
仏教用語の1つで、尊い師僧の意見を伺うという意味。法戦式などで使用される。
平安時代の僧。本記事にて詳述する。
尊意(そんい、貞観8年(866年)- 天慶3年2月24日(940年4月4日))は、平安時代中期の天台宗の僧、13世天台座主。通称は梨本祖師、号は法性房。俗姓は息長丹生真人(おきながのにう の まひと)。
(出典:Wikipedia)