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寢鎭
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ねしづ
ふりがな文庫
“
寢鎭
(
ねしづ
)” の例文
新字:
寝鎮
日中なら直ぐ人に見とがめられるし、病人も氣が付くから、これは、夜中人の
寢鎭
(
ねしづ
)
まつた時の仕業に相違ない、と斯う申すので御座います。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
起
(
おこ
)
し其夜家内は
寢鎭
(
ねしづ
)
まり
良
(
やゝ
)
丑刻半
(
なゝつはん
)
共
(
とも
)
思ふ
頃
(
ころ
)
不※
(
ふと
)
起出
(
おきい
)
で
豫
(
かね
)
て勝手は知りしゆゑ
拔足
(
ぬきあし
)
さし足して奧へ忍び行き
佛壇
(
ぶつだん
)
の下より三百五十兩の大金を盜み
出
(
いだ
)
し是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それから
二
(
ふ
)
た
刻
(
とき
)
ばかり、江戸の街々もすつかり
寢鎭
(
ねしづ
)
まつた頃、平次は横山町の自身番を覗きました。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
尤
(
もつと
)
も皆んな
寢鎭
(
ねしづ
)
まつてから、脱出さうと思へば、誰でも自由に脱出せますがね」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「若旦那の吉之助さんが、毎晩、皆んな
寢鎭
(
ねしづ
)
まつた頃、座敷牢から脱出して、お夏と一緒に、納戸で逢引したり、井戸端で身體を洗つたり、庭をブラブラ歩いてゐることもあるやうですが——」
銭形平次捕物控:247 女御用聞き
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
寢
部首:⼧
14画
鎭
部首:⾦
18画
“寢”で始まる語句
寢
寢床
寢臺
寢衣
寢覺
寢室
寢所
寢顏
寢言
寢息