寝所ねどころ)” の例文
旧字:寢所
ひるかりしてけものしよくとし、夜は樹根きのね岩窟がんくつ寝所ねどころとなし、生木なまきたいさむさしのぎかつあかしとなし、たまゝにて寝臥ねふしをなす。
「しかし居心いごころは悪くない住居じゃ。寝所ねどころもお前には不自由はさせぬ。では一しょに来て見るがい。」
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
こゝを寝所ねどころにせばやと闇地くらがりさぐり/\入りて見るに次第しだいあたゝか也。