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容貌魁偉
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ようぼうかいい
ふりがな文庫
“
容貌魁偉
(
ようぼうかいい
)” の例文
この二つの黒法師は、黒法師っぷりとしてかえって調和がありました。田山白雲はすぐれて
容貌魁偉
(
ようぼうかいい
)
であるのに、柳田平治は普通よりは小柄です。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それからのち二年の春、宗は小児を連れて
済南
(
さいなん
)
の
章丘
(
しょうきゅう
)
へゆくと、路で
胡服
(
こふく
)
をきた一人の僧に逢った。僧は
容貌魁偉
(
ようぼうかいい
)
ともいうべき人で、宗にむかって突然に訊いた。
中国怪奇小説集:10 夷堅志(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何しろ、
容貌魁偉
(
ようぼうかいい
)
、異様な酔っぱらいが、愉快だ愉快だと、毎日町じゅうをねって歩くんですから。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
飛ばしてきた古色
蒼然
(
そうぜん
)
たるロオドスタアがキキキキ……と止って、なかから、
噛
(
か
)
み
煙草
(
たばこ
)
を
吐
(
は
)
きだし、
禿頭
(
はげあたま
)
をつきだし、
容貌魁偉
(
ようぼうかいい
)
な
爺
(
じい
)
さんが、「ヘロオ、ボオイ」と
嗄
(
しゃが
)
れた声で、呼びかけ
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
その中に一人、
容貌魁偉
(
ようぼうかいい
)
にして、ももより下、両脚が切断されて無いという人物が混っていたそうだが、そういうはなしを貴公は聞いたことがないか。なんのためのひめたる団体葬儀であろうか。
火薬船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
それ等の人々は脂粉の気が立ち
籠
(
こ
)
めている
桟敷
(
さじき
)
の間にはさまって、秋水の出演を待つのだそうである。その中へ毎晩のように、
容貌魁偉
(
ようぼうかいい
)
な大男が、湯帷子に
兵児帯
(
へこおび
)
で、ぬっとはいって来るのを見る。
余興
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
貌
常用漢字
中学
部首:⾘
14画
魁
漢検準1級
部首:⿁
14画
偉
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“容貌”で始まる語句
容貌
容貌佳
容貌好
容貌望
容貌美
容貌俊知
容貌瀟洒
容貌肢体
容貌風采