“ようぼうかいい”の漢字の書き方と例文
語句割合
容貌魁偉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛ばしてきた古色蒼然そうぜんたるロオドスタアがキキキキ……と止って、なかから、煙草たばこきだし、禿頭はげあたまをつきだし、容貌魁偉ようぼうかいいじいさんが、「ヘロオ、ボオイ」としゃがれた声で、呼びかけ
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
その中に一人、容貌魁偉ようぼうかいいにして、ももより下、両脚が切断されて無いという人物が混っていたそうだが、そういうはなしを貴公は聞いたことがないか。なんのためのひめたる団体葬儀であろうか。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それ等の人々は脂粉の気が立ちめている桟敷さじきの間にはさまって、秋水の出演を待つのだそうである。その中へ毎晩のように、容貌魁偉ようぼうかいいな大男が、湯帷子に兵児帯へこおびで、ぬっとはいって来るのを見る。
余興 (新字新仮名) / 森鴎外(著)