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客殿
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きゃくでん
ふりがな文庫
“
客殿
(
きゃくでん
)” の例文
と、俄な申し入れにうろたえはしたが、しかし寺中をあげて、尊氏や
直義
(
ただよし
)
以下のために、
客殿
(
きゃくでん
)
を
挙
(
あ
)
げ、この不時の珍客たちの
憩
(
いこ
)
いに供えた。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
社家の
客殿
(
きゃくでん
)
である。迎えは義貞からやったので、あすの打合せかたがた、こよいの兵食を共にしようということだった。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「されば、
洞院
(
とういん
)
殿のおん弟、
実夏卿
(
さねなつきょう
)
とうかがいました。とりあえず、
客殿
(
きゃくでん
)
にて、しばしおくつろぎをねがい、龍泉さま(
正季
(
まさすえ
)
)へも即刻お告げ申しておく一方、かくはお出先へまで」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まず出迎えにみえたのは、執事の
高
(
こう
)
ノ
師直
(
もろなお
)
だった。下へもおかず、
客殿
(
きゃくでん
)
にみちびく。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
客殿
(
きゃくでん
)
にあらわれるやいな、まず言って、楊雄と石秀を安心させた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
間
(
ま
)
もなく、
清掃
(
せいそう
)
した
社家
(
しゃけ
)
の
客殿
(
きゃくでん
)
へ、
錦繍
(
きんしゅう
)
のしとねがおかれた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
御丁重
(
ごていちょう
)
に、
客殿
(
きゃくでん
)
へ」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“客”で始まる語句
客
客人
客間
客車
客室
客樣
客様
客来
客気
客舎