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媽々
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かか
ふりがな文庫
“
媽々
(
かか
)” の例文
堂宮
(
どうみや
)
の
縁下
(
えんのした
)
に
共臥
(
ともぶせ
)
りをします、
婆々
(
ばば
)
媽々
(
かか
)
ならいつでも打ちも蹴りもしてくれましょうが、それでは、念が届きませぬ。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
え、千ちゃん、まあ何でも
可
(
い
)
いから、お前様ひとつ何とかいって、内の御新造様を返して下さい。
裏店
(
うらだな
)
の
媽々
(
かか
)
が飛出したって、お附合五六軒は、おや、とばかりで騒ぐわねえ。
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
馬鹿だというものやら、番小屋の
媽々
(
かか
)
に似て
此奴
(
こいつ
)
もどうかしていらあ、というものやら。
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
〆太鼓の男
稽古中
(
けいこちゅう
)
のお神楽で、へい、
囃子
(
はやし
)
ばかりでも、大抵
村方
(
むらかた
)
は浮かれ
上
(
あが
)
っておりますだに、面や装束をつけましては、
媼
(
ばば
)
、
媽々
(
かか
)
までも、仕事
稼
(
かせ
)
ぎは、へい、手につきましねえ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いえはじまりは地震かと思うてびくびくしていたんで、暑さが
酷
(
ひど
)
かったもんだからね。それという時の要心だ、
私
(
わっし
)
どもじゃ、
媽々
(
かか
)
にいいつけて、毎晩
水瓶
(
みずがめ
)
の
蓋
(
ふた
)
を取って置きました。」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
同じ人間もな……鑄掛屋を一人土間で
飲
(
あお
)
らして、納戸の
炬燵
(
こたつ
)
に潜込んだ、一ぜん飯の
婆々
(
ばば
)
媽々
(
かか
)
などと言う
徒
(
てあい
)
は、お道さんの(今晩は。)にただ、(ふわ、)と言ったきりだ。顔も出さねえ。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おいらが
媽々
(
かか
)
が来ている筈、ちょいと逢おうと思って来た。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
媽
漢検1級
部首:⼥
13画
々
3画
“媽々”で始まる語句
媽々衆
媽々天下