“如輪木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょりんもく66.7%
じょりんぼく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長火鉢と云うとけやき如輪木じょりんもくか、あか総落そうおとしで、洗髪あらいがみの姉御が立膝で、長煙管ながぎせる黒柿くろがきふちへ叩きつける様を想見する諸君もないとも限らないが、わが苦沙弥くしゃみ先生の長火鉢に至っては決して
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
……つもっても見ねえ、この通り羽目はひのき白磨しろみがきにして、天井は鶉目うずらもく、小座敷の床柱には如輪木じょりんもくをつかい、飯台は節無し無垢むくの欅ぞっき、板場はすべて銅葺あかぶきにして出てくる徳利が唐津焼からつやき
ただ一つけやき如輪木じょりんぼくちりも置かず、拭込ふきこんで、あの黒水晶のような鏨箪笥たがねだんす、何千本か艶々つやつやと透通るような中から、抽斗ひきだしを開けて取ろうとして——(片目じゃろうね。)——ッて天狗様が