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黒柿
ふりがな文庫
“黒柿”の読み方と例文
読み方
割合
くろがき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くろがき
(逆引き)
広栄は次の
室
(
へや
)
で計算していた。
黒柿
(
くろがき
)
の机に向って預金の通帳のような帳面を見い見い、
玩具
(
おもちゃ
)
のような
算盤
(
そろばん
)
の玉を
弄
(
いじ
)
っていた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
庸三は床の
黒柿
(
くろがき
)
の
框
(
かまち
)
を
枕
(
まくら
)
にしてしばらく頭を休めていたが、するうち葉子と瑠美子との次ぎの間の話し声を夢幻に聞きながらうとうと眠ってしまった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
次郎は、腰にさした扇をぬいて、その
黒柿
(
くろがき
)
の骨を、一つずつ指で送ったり、もどしたりしながら、兄と自分との関係を、それからそれへ、思い出した。——
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
黒柿(くろがき)の例文をもっと
(8作品)
見る
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
柿
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“黒柿”の関連語
柿
“黒”で始まる語句
黒
黒子
黒繻子
黒人
黒煙
黒白
黒雲
黒檀
黒髪
黒奴
“黒柿”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
柳宗悦
徳田秋声
島崎藤村
夏目漱石
田山花袋
田中貢太郎
芥川竜之介