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如彼
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あんな
ふりがな文庫
“
如彼
(
あんな
)” の例文
しかしこの感謝状のために、血のある奴らが
如彼
(
あんな
)
に騒ぐ。殺せの、撲れのといふ
気組
(
きぐみ
)
だ。うむ、やつぱり取つて置くか。
引裂
(
ひっさ
)
いて踏むだらどうだ。
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
『大きにお世話だよ。』とお大は
憤々
(
ぶり/\
)
して、『お
氣毒
(
きのどく
)
さまだが、松公は
此方
(
こつち
)
が見切をつけて縁を切つたんだよ。
如彼
(
あんな
)
ひよつとこの一人や二人、欲しけりや
何時
(
いつ
)
でも
貴方
(
あなた
)
に上げますよ。』
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
回想
(
おもいだ
)
して「水の世話にさえならなきゃ
如彼
(
あんな
)
奴に口なんか
利
(
き
)
かしや仕ないんだけど、房州の
田舎者奴
(
いなかものめ
)
が、可愛がって頂だきゃ可い気になりゃアがってどうだろうあの
図々
(
ずうずう
)
しい
案梅
(
あんばい
)
は」とお徳の
先刻
(
さっき
)
の言葉を
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
“如”で始まる語句
如何
如
如才
如何様
如来
如此
如意
如露
如月
如法