“奴(こ)” の例文
若い奴(こ)に目をかけたり、腕のすぐれた年増芸者と張り合つたりして居るのに気がついてくる、矢も楯もたまらないやうになつて、彼は男の心の逃亡を引つつかまへようとして
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)
お前さんに誘い出されて向島(うわて)くんだりへ往ってさ、二晩や三晩家(うち)を明けた事も有ります、それも宜(よ)いけど、あんな人の好(よ)い奴(こ)だからお前さんと遊ぶにも、お前さんだって有り余る身代じゃアなし
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)