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失態
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しったい
ふりがな文庫
“
失態
(
しったい
)” の例文
定刻
(
ていこく
)
に
出仕
(
しゅっし
)
して定刻に
下城
(
げじょう
)
し、その間は、仕事をしているごとく見せかけて、要領よくブラブラしていさえすれア、大した
失態
(
しったい
)
のない限り、まずお役御免なんてことはない。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「かかる際、平時の処断はとっておれん。秀吉を呼びつけるのも、彼の意見を聞こうためではない。かかる
失態
(
しったい
)
を
醸
(
かも
)
した筑前の責めを問うのだ。——信盛、はやく使いに立て」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「物には順序がござりましょう、まず、次郎の
失態
(
しったい
)
はあの
仮面
(
めん
)
で、仮面が返らぬうちは、おそらく御隠家様も、彼の勘当をお許しにはなりますまいし、次郎もおめおめ姿を見せますまい」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まかりちがって、
正当
(
せいとう
)
なやくそくのもとに
試合
(
しあい
)
して、どうどうと、かれに
咲耶子
(
さくやこ
)
を持ってゆかれるようなことがあった日には、それこそ
石見守
(
いわみのかみ
)
の
立場
(
たちば
)
がない。かれの
失態
(
しったい
)
はなんとしてもまぬがれない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
というのは、梅若の能の
失態
(
しったい
)
にたいして、信長から
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“失態”の意味
《名詞》
失態(しったい)
体面や体裁を損なうこと。
しくじり。失敗。
(出典:Wiktionary)
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“失”で始まる語句
失
失敗
失策
失踪
失望
失礼
失禮
失敬
失笑
失錯