“大統”の読み方と例文
読み方割合
たいとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天下てんか(一一)重器ちようき王者わうしや(一二)大統たいとう天下てんかつたふるかくごときのかたきをしめしたるなりしかるに(一三)ものいは
国土を伝え、大統たいとうを継ぐにはなくてはならない朝廷の宝器ほうきである。ところがその玉璽は、洛陽の大乱のみぎりに、紛失したという沙汰がもっぱらであった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
虚心きょしん流無二のつかい手であるように、右近は、芸州浪人と名乗っているだけに、かの二見ふたみうらの片ほとりに発達しきたった、天馬てんまくうをゆく独特の速剣そくけん観化流かんげりゅう大統たいとうをつたうる
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)