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大扉
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おおど
ふりがな文庫
“
大扉
(
おおど
)” の例文
いつの間にやら二人は、土蔵の奥の一室に閉じ込められて恐ろしく
巌丈
(
がんじょう
)
な
大扉
(
おおど
)
が
背後
(
うしろ
)
に
鎖
(
とざ
)
されているのに気が付きました。
銭形平次捕物控:029 江戸阿呆宮
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鐘が鳴りやむと、玄関の
大扉
(
おおど
)
が閉った。椅子にいる顔が、いっせいに薄闇のなかに沈み、天井から釣りさがった大枝燭台と内陣の蝋燭の火が、浮きたつような明るさでゆらめきだした。
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
広間
(
サロン
)
を横切ると、楽の
音
(
ね
)
は十字架と
楯形
(
たてがた
)
の浮彫のついた
大扉
(
おおど
)
の彼方に迫っていた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ヨハンネス・フリイデマンの育った灰色の
破風家
(
はふや
)
は、この古い、やっと中ぐらいな商業都市の、北に寄った都門のそばにあった。
大扉
(
おおど
)
を入ると、ひろやかな、床石を敷きつめた玄関に来る。
小フリイデマン氏
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
と、一応、むりに抑えて、
大扉
(
おおど
)
のかんぬきを抜き、八文字に開け放してから
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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大扉
(
おおど
)
も閉まっている。風もよく通る。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
扉
常用漢字
中学
部首:⼾
12画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫