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大名
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たいめい
ふりがな文庫
“
大名
(
たいめい
)” の例文
その苦労はほとんど天下に
大名
(
たいめい
)
をなしたものの、堅忍苦耐したくらいなもんだよ、その
閲歴
(
えつれき
)
に対する報酬として、ただ、ひたすら
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
兎やかう思案の果、さる人から平次殿の
大名
(
たいめい
)
を承はり、良き智慧を拜借に參つたやうなわけぢや——
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此
(
こ
)
の侍、いかなる身元かと言うと、当時時めく名医、
典薬左井黙庵
(
てんやくさいもくあん
)
の次子、
不二之進
(
ふじのしん
)
、代々の医業を嫌って、
菱川
(
ひしかわ
)
派の流れを汲んだ浮世絵ぶりに
大名
(
たいめい
)
を
馳
(
は
)
せ、雅号を
露月
(
ろげつ
)
と名乗って
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
茲
(
ここ
)
に於てか、
征馬鉄蹄
(
せいばてつてい
)
に世界を
蹂躪
(
じうりん
)
し、
大名
(
たいめい
)
長く
青史
(
せいし
)
を照せる一世の雄傑アレキサンドルも、
遂
(
つひ
)
に一語の発すべきなく、静かに
跼
(
ひざまづ
)
いて彼の
垢
(
あか
)
づける手を
把
(
と
)
り、
慇懃
(
いんぎん
)
に其無礼を謝したりと云ふ。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“大名”の意味
《名詞》
(だいみょう, たいめい) 江戸時代、一万石以上の領地を持っていた武士。
(たいめい) 大きな名誉。高名。
(おおな) 大字。
(出典:Wiktionary)
“大名”の解説
大名(だいみょう)とは、もともとは私田の一種の名田の所有者のことであり、名田の大小によって大名・小名に区別された。平安時代末頃からこの語が見られるようになり、鎌倉時代以降は大きな所領をもって家臣団を形成した有力武士を大名と呼ぶようになった。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“大名”で始まる語句
大名物
大名府
大名縞
大名小路
大名題
大名屋敷
大名主
大名人
大名釣
大名行列