トップ
>
夜深
>
よふ
ふりがな文庫
“
夜深
(
よふ
)” の例文
平民週報社の楼上を
夜深
(
よふ
)
けて洩るゝ
燈火
(
ともしび
)
は取り急ぐ
編輯
(
へんしふ
)
の為めなるにや、否、燈火の見ゆるは編輯室にはあらで、編輯室に隣れる社会主義倶楽部の談話室なり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
直
(
じか
)
に根岸庵を
訪
(
おとな
)
いて華厳の滝壺にて採りたる葉広草、戦塲が原の菖蒲の花など贈る。
夜深
(
よふ
)
けて家に帰る。
滝見の旅
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
一個
(
ひとり
)
の
幼児
(
おさなご
)
を抱きたるが、
夜深
(
よふ
)
けの人目なきに心を許しけん、帯を解きてその幼児を膚に引き
緊
(
し
)
め、着たる
襤褸
(
らんる
)
の綿入れを
衾
(
ふすま
)
となして、少しにても多量の暖を与えんとせる、母の心はいかなるべき。
夜行巡査
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
“夜”で始まる語句
夜
夜半
夜更
夜中
夜叉
夜具
夜鷹
夜寒
夜明
夜業