“多聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たもん80.0%
たぶん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「のう、わがつま。お通し申してもおよろしいのでございましょ。……多聞たもん、お客さまじゃ、そなたは、こちらへ来やい」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四隅に護持する増長ぞうじょう持国じこく広目こうもく多聞たもんの一丈の四天王をはじめ、この間に佇立する梵天ぼんてん帝釈天たいしゃくてん密迹王みっしゃくおう金剛王こんごうおう不動明王ふどうみょうおう、地蔵尊、弁才天、吉祥天きっしょうてん、及び北面する秘仏、執金剛神しゅうこんごうじん
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
こちや畜生になる事はいやぢやいの。(中略)多聞たぶん悪いと畳を叩いて腹を立てる。さて南無なむさん姉ぢやさうな。
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)