“多聞院”の読み方と例文
読み方割合
たもんいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば、堂上のうちにも、大いにこれを悲しむ者があり、多聞院たもんいん日記の筆者のごときは、天正十三年三月の日記の一項に
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多聞院たもんいん日記」には、天文十年の秀吉の島津攻めに、堺商人の女房や娘が主人や父といっしょに面白ずくに従軍し、戦場の惨虐な光景に恍惚となるくだりが見えている。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
多聞院たもんいん日記」の筆者は、その天正十二年三月二十二日の項で、そう日記にけているのである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)