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士分
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しぶん
ふりがな文庫
“
士分
(
しぶん
)” の例文
元和
(
げんな
)
、
慶長
(
けいちょう
)
に
兜首
(
かぶとくび
)
を取って二百五十石、それ以来、知行が上ったことがない。
式目
(
しきもく
)
の
表
(
おもて
)
では、
士分
(
しぶん
)
の者三人を召抱えていなくてはならぬが、妻子五人が食べ兼ねるでのう。
大岡越前の独立
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
「無事に勤めができれば
士分
(
しぶん
)
になれるが、貴女がたがそんなことで騒いだりすると、士分になるどころか、
扶持
(
ふち
)
を召放されるかもしれない、どうかそんな評判はしないようにして下さい」
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
一を聞いて十を知るという
才
(
さい
)
長
(
た
)
けた天性はその頃から見えていた。光圀が知っていたくその才を愛し、のち老女の藤井の養子にさせて小姓として側におき、順次
士分
(
しぶん
)
に取りたてて来たものであった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
士分
(
しぶん
)
の者でも馬から降りて通ったそうであります
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“士分”の意味
《名詞》
士分(しぶん)
武士の身分。
(出典:Wiktionary)
“士分”の解説
士分(しぶん)は、江戸期の武士階級のうち正規の武士身分を持った者を指す。士格(しかく)とも。一般に公的に苗字を名乗り帯刀することが許された。
苗字帯刀
資格#士格(しかく)より転じる
(出典:Wikipedia)
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“士”で始まる語句
士
士官
士卒
士族
士君子
士人
士気
士元
士大夫
士官次室