ましま)” の例文
ささやかな地蔵堂が建ててあり、屋根だけいた、怪しい崖の上に、三体の石地蔵様がましまし、その一番大きい中の一体が、崖の下に転がり落ちて、巴屋の主人の山三郎の身体を
これも猨のごとくい居ます形についてその背の長さをいうにてもあるべし、神には様々あるめれば這い居たもうとせんも怪しむべきにあらず、もし尋常の人のごとく立ちてましまさんには
大王嶺の木の子を拾いにましましたる間に、この梵士后を盗んで失せぬ。大王還って見たもうに后のいませざりければ山深く尋ね入りたもう。道に大なる鳥あり、二つの羽折って既に死門に入る。
裏は車町のがけになつてをり、二間ほど高いところに、さゝやかな地藏堂が建ててあり、屋根だけいた、怪しい崖の上に、三體の石地藏樣がましまし、その一番大きい中の一體が、崖の下に轉がり落ちて