“坐像”の読み方と例文
読み方割合
ざぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒廃したほの暗い金堂の須弥壇しゅみだん上に、結跏趺坐けっかふざする堂々八尺四寸の金銅坐像ざぞうであるが、私は何よりもまずその艶々つやつやした深い光沢に驚く。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
彼らのうずくまったすぐ前には、藪畳が三枚ほど立てかけてあって、その奥に、る日本舞踊の道具に使われる、張り物の大きなお釈迦しゃかさまの坐像ざぞうが、大入道のようにボンヤリと見えていた。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
し類似を求めるならば、関東随一の白鳳仏といわるる深大寺じんだいじ(東京都下)の釈迦しゃか如来坐像ざぞうに近いであろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)